大隅半島の歴史遺産【唐仁古墳群】 |
肝属川の河口に近い微高地にある132基の古墳群で
前方後円墳が4基あります。
中心となる1号墳は大塚古墳と呼ばれ、墳長140m、
濠まで含めて185m、高さ11mの大きさです。
周囲には周溝が廻らせてあり、後円部頂上を削平して
大塚神社が鎮座します。
後円部にある竪穴式石室は中が朱塗りで
舟型石棺が置かれていました。
大塚神社を建てたのは島津氏 |
古墳群の中でも最大の大塚古墳には後円部に神社があります。
建久2年(西暦1191年)島津忠久が入国する際に
先見を命じられた本田次郎貞親が
島津家の守護神として
大塚神社を送検したものといわれています。
神社に上がる階段はかなり勾配がきつく登りにくい・・
急な敵襲の際に一度に大勢が登れないようになっているのかも!!
と、その当時の歴史を想像させてくれます。
ちなみに
大塚神社付近には郷土研修館があり
古墳からの出土品などが展示されています。
卑弥呼伝説 |
各地に卑弥呼伝説はありますが
唐仁古墳群のなかにある「大塚古墳」も
邪馬台国歴代の墓地と見られ、そのなかに卑弥呼の墓も
あるという説があります。
もしかしたら・・・
島津は卑弥呼より上の存在だぞ!!
と古墳の上に神社を建てたのかもしれませんね(笑)
神社の廊下の下には
後円部にある竪穴式石室の天井石を見ることができます。
神武天皇伝説 |
さらに大塚古墳のある東串良町には
古墳群より海の方に向かって車を走らせると
神武天皇にまつわる案内があらわれます
神武天皇は、東串良でお生まれになり
後に大和地方平定のため
東串良の柏原の港より出航されたという言い伝えがあります。
柏原海岸松林内の戸柱神社には、記念碑が建立されています。
歴史グッズ |
なんとも歴史的に面白い町です。
この東串良町には「きゅうぴーこふん」というピンバッチがあり
歴史とかわいさが調和した町です(笑)
庭付き古墳付き!?(笑) |
唐仁古墳群の中にある集落では
マイホームに古墳付きという家が多数あります。
家に古墳を持ってるなんて
全国的にもユニークな場所ですね。
お問い合わせ先 |
東串良町社会教育課
TEL 0994-63-3131
↓
http://higashikushira.sakura.ne.jp/main/html/modules/pico/index.php?content_id=33
ちなみに |
古墳とカタラーナの秘密
↓
古墳スイーツ